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お詫びメールの例文と書き方

電話とメールの使い分け、件名・構成・書き出し・結び、社外と社内の例文、NG 表現の改善例までひととおり確認できます。

12分で読める2026年4月3日

目次

お詫びメールは「速さ・誠意・具体性」の3つが鍵です。ミスに気づいたらすぐ送る、言い訳せず事実と原因を伝える、再発防止策を添える。この記事では、電話とメールの使い分け、件名の書き方、5パーツの基本構成、書き出しと結びのフレーズ、社外・社内向けの例文、やりがちなNG表現の改善例を紹介します。

電話とメール、どちらが先?

ミスの重さと相手への影響で判断します。影響が大きい謝罪はメールだけで済ませず、電話や対面で先に伝えてからメールで記録を残すのが基本です。

  • 軽微なミス(確認不足、返信遅れなど)→ まずメールで事実確認と謝罪を送る
  • 影響が大きいミス(納期遅延、金銭トラブル、情報管理の問題など)→ 可能なら電話や対面で先に謝罪し、その後メールで内容を記録として送る
  • 判断に迷うとき → 相手がすぐ説明を求める内容か、メールだけでは温度感が伝わりにくい内容かで決める

迷ったら「相手がメールだけで納得できるか」を基準にしてください。相手の怒りや困惑が予想されるなら、電話を先にかけたほうが誠意が伝わります。

お詫びメールの件名の書き方

件名だけで「お詫びのメールだ」と分かるように書きます。受信トレイの一覧で用件が伝わる件名にすると、相手が内容を把握しやすくなります。

状況別の件名パターン

状況件名の例
納期遅延【お詫び】納品日変更のご連絡
メール誤送信【お詫び】メール誤送信と削除のお願い
請求金額の誤り【お詫び】請求書の金額訂正について
確認不足によるミス【お詫び】ご依頼内容の確認不足について
返信遅延返信が遅くなりましたことのお詫び
システム障害【お詫び】サービス障害の発生と復旧のご報告
商品の不備【お詫び】お届け商品の不備について

件名は長くしすぎず、要点を先頭に寄せます。受信環境によっては件名の後半が省略表示されることがあるため、【お詫び】や対象の用件を冒頭に置くと伝わりやすくなります。

避けるべき件名

  • 「先日の件について」→ 何の件か分からず、受信一覧で埋もれる
  • 件名を空にする → 用件が伝わらず、見落とされやすい
  • 【重要】を多用する → 「【お詫び】〇〇について」のように、謝罪と対象を具体的に書くほうが伝わる

お詫びメールの基本構成(5つのパーツ)

お詫びメールは、以下の5つのパーツで組み立てると整理しやすくなります。

  1. 謝罪: まず率直に詫びる
  2. 事実確認: 何が起きたかを正確に伝える
  3. 原因: なぜ起きたかを説明する
  4. 対応・再発防止策: 今後どうするかを示す
  5. 締め: 改めてお詫びし、今後の関係を伝える

この並べ方には理由があります。謝罪を先にすることで「言い訳が先に来た」という印象を避けやすくなります。事実→原因→対策の順で書くと、読み手も状況を追いやすくなります。

謝罪パーツは1〜2文。「このたびは〇〇の件で、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません」のように、何について詫びているかを具体的に書く。

事実確認パーツでは日付・数値・対象を明記。「○月○日にお送りした請求書の金額に誤りがございました」のように曖昧さを排除します。

原因パーツは分かっている範囲で正直に。調査中であれば「原因を調査中です」で構いません。「弊社の確認体制に不備があり」のように責任の所在を明確にする。

対応・再発防止策パーツは具体的な行動を書く。「ダブルチェック体制を導入します」「承認フローを追加しました」など、今後の対応が見える内容にする。

敬語の使い方に迷ったら、ビジネスメールの敬語ガイドも参考にしてください。

深刻度でトーンを変える

同じ5パーツ構成でも、ミスの深刻度でトーンを調整します。

軽微なミス(確認不足、タイプミスなど):

  • 謝罪:「ご迷惑をおかけし申し訳ございません」
  • 原因: 簡潔に1文
  • 締め:「引き続きよろしくお願いいたします」

重大なミス(納期大幅遅延、情報漏洩など):

  • 謝罪:「多大なるご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます」
  • 原因: 詳細に説明し、経緯を時系列で示す
  • 締め:「信頼を回復できるよう全力で取り組んでまいります」

トーンの基準は「相手が受けた影響の大きさ」。自分側の視点ではなく、相手の視点で判断します。

書き出しフレーズ

お詫びメールの書き出しは場面で使い分けます。冒頭の謝罪フレーズがメール全体のトーンを決めます。

初回の謝罪(通常):

  • 「このたびは〇〇の件で、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。」
  • 「〇〇の件につきまして、お詫び申し上げます。」

重大なミス:

  • 「このたびは多大なるご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。」
  • 「〇〇の件により、ご不便・ご心配をおかけしましたこと、心よりお詫び申し上げます。」

二次謝罪(再発・追加報告):

  • 「重ねてのご連絡となり恐縮ですが、〇〇の件について追加のご報告がございます。」
  • 「先日の〇〇に関しまして、改めてお詫びとご報告を申し上げます。」

返信遅延:

  • 「ご返信が遅くなり、大変申し訳ございません。」
  • 「ご連絡が遅れましたことをお詫び申し上げます。」

結びの言葉

結びは状況の重さに応じて3つのパターンから選びます。

重ねてお詫び型(中〜重度のミス):

  • 「重ねてお詫び申し上げます。」
  • 「このたびは誠に申し訳ございませんでした。」

相手に明確な損害や不便が生じた場合に。メールの最後に改めて謝意を示したいときに使います。

関係継続型(軽〜中度のミス):

  • 「今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。」
  • 「引き続きよろしくお願いいたします。」

関係性を損なうほどではないミスの場合。お詫びしつつ、通常の業務関係を維持したいとき。

再発防止誓約型(重度のミス・繰り返し):

  • 「二度とこのようなことがないよう、再発防止に努めてまいります。」
  • 「信頼を回復できるよう、全社を挙げて改善に取り組んでまいります。」

相手が「また同じことが起きるのでは」と不安を感じている場合に。具体的な対策と組み合わせて使います。

社外向けお詫びメールの例文

以下の例文はすべて架空のシナリオです。件名と本文をそのまま使い、[ ] 内を自社の情報に書き換えてください。

納期遅延のお詫び

件名: 【お詫び】納品日変更のご連絡

[相手先会社名] [担当者名] 様

平素より大変お世話になっております。 [自社名]の[自分の名前]です。

このたびは、[製品名]の納品が当初の予定日(○月○日)より遅れる見込みとなり、ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございません。

遅延の原因は、[具体的な原因]によるもので、新たな納品予定日は○月○日を予定しております。

今後は納期管理の体制を見直し、[具体的な対策]を実施いたします。

ご不便をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。 何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。

[署名]

編集観点: 原因を「諸事情により」と曖昧にせず具体的に書いています。相手は「なぜ遅れたか」が分からないと再発を心配する。新しい納品日を明示し、「いつまで待てばよいか」の見通しを与えています。

メール誤送信のお詫び

件名: 【お詫び】メール誤送信と削除のお願い

[相手先会社名] [担当者名] 様

平素より大変お世話になっております。 [自社名]の[自分の名前]です。

先ほど○時○分にお送りしたメールは、本来[正しい宛先]へ送付すべきものを誤って送信いたしました。大変申し訳ございません。

お手数ですが、当該メールを開封せずに削除していただけますと幸いです。

原因は宛先確認の不備によるもので、今後は送信前のダブルチェックを徹底いたします。

ご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。

[署名]

編集観点: 誤送信はスピードが命です。「先ほど○時○分に」と正確な時刻を書くことで、相手がどのメールか迷わず特定できます。削除の依頼は「お手数ですが」とワンクッション入れると命令的なトーンを避けられます。

請求金額の誤りのお詫び

件名: 【お詫び】請求書の金額訂正について

[相手先会社名] [担当者名] 様

平素より大変お世話になっております。 [自社名]の[自分の名前]です。

このたびは、○月分の請求書に記載の金額に誤りがあり、大変申し訳ございません。

誤: ¥[誤った金額] 正: ¥[正しい金額]

原因は、[具体的な原因]によるものです。訂正した請求書を本メールに添付しておりますので、ご確認ください。

今後はチェック体制を強化し、同様のミスが発生しないよう努めてまいります。 ご迷惑をおかけしましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

[署名]

編集観点: 金額のミスは「誤→正」を並べて書くのが鉄則です。相手が自分で計算し直す手間を省けます。訂正した請求書を添付していることも明記し、相手のアクションを最小限にする配慮を示しています。

システム障害のお詫び(顧客向け)

件名: 【お詫び】サービス障害の発生と復旧のご報告

ご利用の皆様へ

平素より[サービス名]をご利用いただき、誠にありがとうございます。

○月○日 ○時○分から○時○分にかけて、[障害の内容]が発生いたしました。ご利用中の皆様にご不便をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。

原因は[具体的な原因]によるもので、○時○分に復旧を確認しております。

再発防止のため、[具体的な対策]を実施いたしました。

ご不明点がございましたら、[問い合わせ先]までお問い合わせください。

[サービス名]運営チーム

編集観点: 顧客向けの一斉送信では「[担当者名] 様」ではなく「ご利用の皆様へ」で始めます。障害の開始・終了時刻と復旧確認時刻を明示すると、「今は使えるのか」という最大の疑問に答えられます。問い合わせ先を末尾に案内するのも一斉メールのポイントです。

社内向けお詫びメールの例文

社内メールでは、社外向けほどの形式的な敬語は不要です。ただし、お詫びの誠意は変わりません。社外向けと比べると、次のような違いがあります。

  • 敬語レベル:「深くお詫び申し上げます」→「申し訳ございません」で十分
  • 原因説明: 社内なので具体的に書ける(部署名、ツール名など)
  • 締め方:「引き続きよろしくお願いいたします」で自然に終えられる

会議遅刻のお詫び

件名: 本日の会議に遅刻したお詫び

[上司名] さん

お疲れ様です。[自分の名前]です。

本日○時からの[会議名]に○分遅刻し、申し訳ございませんでした。 [理由]が原因です。

今後はスケジュールに余裕を持たせるようにいたします。 ご迷惑をおかけしました。

[自分の名前]

編集観点:「平素より大変お世話になっております」は社内では不要。「お疲れ様です」で始めて簡潔に。遅刻の理由は1文で済ませ、改善策もひと言で十分です。過度に畏まると逆に距離を感じさせます。

報告内容の誤りのお詫び

件名: [レポート名]の数値訂正のお詫び

[チーム名] 各位

お疲れ様です。[自分の名前]です。

○月○日に共有した[レポート名]の[該当項目]に誤りがありました。申し訳ございません。

誤: [誤った値] 正: [正しい値]

原因は[具体的な原因]です。 訂正版を添付しましたので、差し替えをお願いいたします。

今後は[対策]を実施します。 ご迷惑をおかけしました。

[自分の名前]

編集観点: 誤った値と正しい値を並記して、受け取った人が「どこをどう直せばいいか」をすぐ分かるようにしています。社内なので「何卒ご理解を賜りますよう」のような硬い表現は省き、「ご迷惑をおかけしました」で締めています。

やりがちなNG表現と改善例

お詫びメールでやってはいけない表現を5つ、before/after で紹介します。

  1. 言い訳が先に来る
Before

電車遅延があり、会議に間に合いませんでした。申し訳ございません。

After

会議に遅刻し、申し訳ございません。電車遅延が原因です。

謝罪より先に理由を書くと、言い訳に聞こえます。まず「何が起きたか+謝罪」を書き、理由はそのあとで。

  1. 謝罪が曖昧
Before

ご不快な思いをさせてしまったかもしれません。

After

ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。

「かもしれません」は謝っていないのと同じです。迷惑をかけた事実がある以上、断定で詫びる。

  1. 件名が曖昧
Before

件名: 先日の件について

After

件名: 【お詫び】[日付]の[用件]について

「先日の件」では受信一覧で埋もれます。何についてのお詫びか、件名だけで分かるように。

  1. 過度な謙遜の繰り返し
Before

弁解の余地もなく、お詫びの言葉もございません。なにとぞご容赦ください。

After

このたびはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。ご容赦ください。

「弁解の余地もない」「お詫びの言葉もない」を重ねると、読み手は「で、どうするの?」と感じます。謝罪は1文で十分。残りは原因と対策に使う。

  1. 「お詫び」の連発
Before

お詫び申し上げます。重ねてお詫びいたします。心よりお詫び申し上げます。

After

ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。今後このようなことがないよう努めます。

同じメールで謝罪表現を重ねすぎると、原因や対策が見えにくくなります。謝罪だけを繰り返すより、事実・原因・対策を書くほうが誠意は伝わります。

「ご迷惑をおかけして」「申し訳ございません」など謝罪フレーズの言い回しを調整したいとき、インキのエディタでフレーズを選ぶと、複数の言い換え候補を比較できます。

お詫びメールを受け取ったときの返信例

お詫びメールを受け取った側も、返信の書き方に迷うことがあります。まず受領したことを伝え、必要なら今後の対応への希望を簡潔に添えます。

[相手先会社名] [担当者名] 様

ご丁寧にご連絡いただき、ありがとうございます。

今回の件につきましては、事情を承知いたしました。 再発防止のお取り組みについても、ありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

[署名]

返信で大切なのは、感情的に責め立てることよりも、必要な要望を具体的に伝えることです。必要があれば「次回は○○の対応をいただけると助かります」と、次のアクションが分かる形で添えます。

よくある質問

お詫びメールは発覚後どのくらいで送るべき?

気づいた時点で、できるだけ早く送るのが基本です。原因の全容が分からなくても、「事象の報告+お詫び+原因は調査中」の第一報を先に送り、詳細は判明次第追って連絡します。

同じ相手に二度目のお詫びメールを送る場合、何を変える?

書き出しで「重ねてのご連絡となり恐縮ですが」と前置きし、前回の謝罪に触れたうえで追加情報を伝えます。同じ文面の繰り返しではなく、新たに分かった原因や追加の対策を書く。進展があったことを示すのがポイントです。

お詫びメールに「お詫びの品」について書くべきか?

会社の規定や相手との関係性によります。品物を送る場合は「心ばかりの品をお送りいたしますので、ご笑納いただけますと幸いです」と添える程度で十分。金銭的な補償が必要な場合は、メールに明記するか、別途書面で対応します。

お詫びメールを送ったのに返信がない場合はどうする?

一定時間待っても反応がなければ、電話や再送メールで確認します。再度メールを送る場合は、催促に聞こえにくいよう「ご多用中のところ恐縮ですが」と前置きを入れてください。送信前の見直しポイントが不安なら、ビジネスメールでよくある間違いと見直しポイントも参考になります。

CC に入っている人にも個別にお詫びすべきか?

CC に入っている人にも影響が及んでいるなら、個別連絡を検討します。直接の影響がなければ、まずは主たる相手への謝罪を優先し、必要に応じて追加でフォローします。

お詫びメールを書き上げたら、送信前にインキのレビュー機能でドラフト全体の見直しポイントを確認できます。トーンのずれや構成上の違和感があれば、指摘ごとに確認しながら修正できます。

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