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退職挨拶メールのテンプレート|社内・社外・返信までコピーして使える例文

退職の挨拶メールは、感謝を伝える文であると同時に、引き継ぎ先を知らせる業務連絡です。社内の同僚が知りたいのは、いつまで在席するのか、自分の案件を誰が引き継ぐのか。社外の取引先が知りたいのは、今後どこへ連絡すればよいのか。このページでは、社内と社外で必ず書き分ける4つの要素と、社内一斉・個別・社外・定年退職・返信の5場面でコピーして使えるテンプレートを用意しました。

Guide

要点

退職の挨拶メールで読み手が最初に探すのは、感謝の言葉ではなく自分に関係する情報です。社内なら、いつまで在席するのか、関わっている案件を誰が引き継ぐのか。社外なら、今後どこへ連絡すればよいのか。ここが抜けていると、どれだけ丁寧な文面でも「で、誰に聞けばいいのか」という問い合わせが返ってきます。感謝はその情報のうえに載せます。

  • 社内と社外で書き分けるのは、最終出社日、後任、連絡先、退職理由の粒度の4つです
  • 社内は最終出社日の当日、社外は最終出社日の2週間から3週間前に送ります。社外に最終日に送ると、引き継ぎの余地が残りません
  • 一斉送信は BCC を使います。宛先欄にアドレスを並べると、社内外の連絡先をそのまま共有することになります

社内と社外で変える4つの要素

最終出社日は、社内には日付を明記します。同僚はそれまでに相談を持ち込めるかを判断します。社外には退職日と、後任が引き継ぐ時期を書きます。後任は、社内なら担当業務ごとの引き継ぎ先を、社外なら後任の氏名と連絡先を書きます。個人の連絡先は、社内には添えても構いませんが、社外には原則書きません。会社間の取引を個人のつながりへ移すことになるためです。退職理由はどちらも「一身上の都合」で足り、転職先の社名は書きません。

送るタイミング

社内向けは最終出社日の当日、終業の1時間から2時間前が目安です。早く送りすぎると、まだ在席しているのに区切りがついた空気になります。社外向けは最終出社日の2週間から3週間前に送ります。取引先は後任との顔合わせや引き継ぎの日程を組む必要があり、最終日に届いても間に合いません。直属の上司と、日常的にやり取りしている取引先には、一斉の挨拶より前に個別に伝えておきます。

感謝は具体的な場面に結ぶ

「大変お世話になりました」だけでは、誰に送っても同じ文になります。社内の個別メールなら、一緒に担当した案件や助けてもらった場面を一つ挙げます。社外なら、取引の期間と関わった仕事を書きます。「{在籍年数}、{案件名}を担当させていただきました」のように事実を一つ入れるだけで、定型文から離れます。一斉送信の本文にはこれを書けないので、個別に伝えたい相手には別に一通を用意します。

受け取った側の返信

退職の挨拶メールを受け取ったら、返信は短くて構いません。相手は最終出社日の前後で慌ただしく、長い返信は読む負担になります。社外からの挨拶なら、これまでの取引への感謝と、後任への引き継ぎを承知した旨を書きます。社内なら、一緒に働いた場面を一つ入れると定型の返信になりません。転職先や退職の理由を尋ねるのは避けます。相手が書かなかったのは、書かない判断をしたからです。

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テンプレート

社内向け(一斉送信・BCC)

いつ使うか: 社内の関係者へまとめて送るとき。最終出社日の当日、終業の1時間から2時間前が目安。/次に何をするか: 宛先は BCC に入れる。引き継ぎ先を業務ごとに書き、最終出社日までは相談を受けられることを明記する。

件名: 退職のご挨拶({部署名} {氏名})

各位

お疲れさまです。{部署名}の{氏名}です。

私事で恐縮ですが、一身上の都合により、{退職日}をもって退職することとなりました。最終出社日は{最終出社日}です。

{在籍年数}の間、{担当業務}を担当し、皆さまには数多くの場面で助けていただきました。ありがとうございました。

担当していた業務は、{業務A}を{後任A}さん、{業務B}を{後任B}さんへ引き継いでいます。最終出社日までにご相談いただければ、直接お引き継ぎいたします。

本来であれば直接ご挨拶すべきところ、メールでのご連絡となり恐縮です。皆さまのご活躍をお祈りしております。

{氏名}

社内向け(上司・同僚へ個別に)

いつ使うか: 上司や、直接お世話になった同僚へ個別に送るとき。/次に何をするか: 一斉送信の本文を流用しない。{一緒に取り組んだ案件}を実際の案件名に置き換える。ここが具体的であるほど、一斉メールとの差が出る。

件名: 退職のご挨拶({氏名})

{相手名} さん

お疲れさまです。{氏名}です。

このたび、{退職日}をもって退職することになりました。最終出社日は{最終出社日}です。

{一緒に取り組んだ案件}では、{助けてもらった場面}に何度も助けていただきました。{学んだこと}は、これからの自分の仕事の土台になります。

最終出社日までは{担当業務}の引き継ぎを進めています。お渡しし忘れているものがあれば、遠慮なくお知らせください。

これまで本当にありがとうございました。

{氏名}

社外向け(取引先・後任の紹介あり)

いつ使うか: 取引先へ送るとき。最終出社日の2週間から3週間前が目安。/次に何をするか: 後任の氏名と連絡先を必ず入れる。転職先の社名と自分の個人連絡先は書かない。宛名は取引先ごとに差し替え、一斉送信にしない。

件名: 退職のご挨拶と後任のご紹介({会社名} {氏名})

{企業名}
{部署名} {相手名} 様

お世話になっております。{会社名}の{氏名}です。

私事で恐縮ですが、一身上の都合により、{退職日}をもって{会社名}を退職することとなりました。

{取引年数}にわたり、{案件名}でお世話になりました。{具体的な場面}では的確なご判断をいただき、こちらも大きく助けられました。ありがとうございました。

後任は同部署の{後任名}が務めます。{引き継ぎ開始日}以降、{後任名}よりご連絡を差し上げます。連絡先は下記のとおりです。

{後任名}
{後任メールアドレス}
{後任電話番号}

今後とも変わらぬお引き立てを賜りますよう、お願い申し上げます。

{氏名}

定年退職の挨拶(社内向け)

いつ使うか: 定年退職で社内へ送るとき。/次に何をするか: {印象に残っている出来事}は一つに絞る。長くなるほど読まれにくくなる。{退職後の予定}を明かさない場合は、その一文ごと削る。

件名: 定年退職のご挨拶({部署名} {氏名})

各位

お疲れさまです。{部署名}の{氏名}です。

このたび、{退職日}をもって定年退職を迎えることとなりました。最終出社日は{最終出社日}です。

{在籍年数}にわたり在籍し、{担当してきた領域}に携わってきました。振り返ると、{印象に残っている出来事}が今も鮮明に残っています。ここまで働き続けられたのは、皆さまに支えていただいたからです。

担当業務は{後任名}さんへ引き継ぎ済みです。積み残しがあれば、最終出社日までにお知らせください。

今後は{退職後の予定}を予定しております。皆さまのますますのご健勝をお祈りしております。

{氏名}

退職の挨拶メールへの返信(社外)

いつ使うか: 取引先から退職の挨拶メールを受け取ったとき。/次に何をするか: 相手は最終出社日の前後で慌ただしいので短く返す。転職先や退職の理由は尋ねない。社内の相手には「お疲れさまです」で始め、敬語を一段やわらげる。

件名: Re: 退職のご挨拶

{企業名}
{部署名} {相手名} 様

お世話になっております。{会社名}の{氏名}です。

ご丁寧なご挨拶をいただき、ありがとうございました。ご退職と伺い、驚いております。

{案件名}では、{相手にしてもらったこと}に何度も助けていただきました。{相手名}様のご対応があったからこそ、{結果}まで進められたと思っております。

後任の{後任名}様には、改めてご挨拶をさせていただきます。引き継ぎのご配慮にも感謝申し上げます。

これまでのご厚情に御礼申し上げます。今後のご活躍をお祈りしております。

{氏名}

Examples

Before / After

Before

私事で恐縮ですが、3月31日をもって退職することとなりました。転職先は同業の会社です。今後は個人の携帯電話にご連絡いただけますと幸いです。

After

私事で恐縮ですが、3月31日をもって退職することとなりました。後任は同部署の{後任名}が務めます。4月1日以降、{後任名}よりご連絡を差し上げます。

何を変えたか: 転職先への言及と個人の連絡先を外し、後任の氏名と引き継ぎ開始日に置き換えた。なぜ良くなったか: 取引先が次に誰へ連絡すればよいか分かり、会社間の取引を個人につなぎ替えずに済む。

Before

在職中は大変お世話になりました。皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

After

3年間、{案件名}を担当しました。仕様が固まらないまま走り出した時期に、{部署名}の皆さまへ何度も引き取っていただいたことを覚えています。ありがとうございました。

何を変えたか: 定型の結びだけだった本文に、在籍期間と具体的な場面を足した。なぜ良くなったか: 誰に送っても同じ文から、その職場に宛てた文になる。

Before

お疲れさまです。一身上の都合により退職することになりました。短い間でしたが、ありがとうございました。

After

お疲れさまです。一身上の都合により、3月31日をもって退職することになりました。最終出社日は3月28日です。担当していた{業務名}は{後任名}さんへ引き継いでいます。最終出社日までにご相談いただければ、直接お引き継ぎいたします。

何を変えたか: 最終出社日と引き継ぎ先を明記した。なぜ良くなったか: 同僚がいつまでに何を相談すればよいか判断でき、後から個別の問い合わせが発生しない。

FAQ

退職の挨拶メールはいつ送りますか?

社内向けは最終出社日の当日、終業の1時間から2時間前が目安です。社外向けは最終出社日の2週間から3週間前に送ります。取引先は後任との顔合わせや引き継ぎの日程を組む必要があるため、最終日に届いても間に合いません。

社外にも一斉送信でいいですか?

取引先へは一件ずつ宛名を差し替えて送ります。担当していた案件も後任も相手ごとに違うため、一斉送信では肝心の引き継ぎ情報が書けません。社内向けの一斉送信では BCC を使い、宛先欄にアドレスを並べないようにします。

退職理由はどこまで書きますか?

「一身上の都合」で足ります。転職先の社名は社内外どちらにも書きません。定年退職や契約期間の満了など事実として明らかな場合は、その旨を書いて構いません。体調や人間関係が理由の場合も、挨拶メールで説明する必要はありません。

個人の連絡先を書いてもいいですか?

社外には原則書きません。会社間の取引を個人のつながりへ移すことになり、後任への引き継ぎとも矛盾します。社内の同僚へ個別に送るメールであれば、社内の慣習に沿って添えても構いません。

退職の挨拶メールに返信は必要ですか?

短くて構いませんが、返します。相手は最終出社日の前後で慌ただしく、長い返信は負担になります。一緒に働いた場面を一つ書き、後任への引き継ぎを承知した旨を添える程度で足ります。転職先を尋ねるのは避けます。

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