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誤送信のお詫びメールのテンプレート|宛先誤り・添付誤り・BCC漏れの例文

誤送信に気づいたら、最初の1通は削除依頼です。お詫びの言葉より先に、どのメールを消してほしいのかを書きます。この順序なら、相手は読みながら手を動かせます。このページでは、宛先誤り・添付ファイルの誤り・一斉送信でのアドレス露出という種類別の対応表と、削除依頼の文面、再発防止を書くべき場合の判定、そして4場面のテンプレートを用意しました。

Guide

要点

誤送信のお詫びが遅れるのは、原因が分かるまで書き出せないと考えるからです。しかし1通目に必要なのは原因ではありません。いつ送ったどのメールなのか、相手に何をしてほしいのか。この2つは、気づいた時点ですでに確定しています。調査を待つあいだにも、誤送信先ではメールが開かれ、転送されることがあります。

  • 1通目は、気づいたその日のうちに出します。原因も再発防止策も、後から届く2通目で構いません。社外の第三者に情報が渡った可能性があるときは、送信前に上長へ一報を入れます
  • 件名に「誤送信」と入れ、本文の1〜2文目で送信時刻と元の件名を書きます。相手は受信箱を検索して現物にたどり着けます
  • 頼む操作は1つに絞ります。「開かずに削除」が主で、転送や保存を控えてほしいことはその補足として続けます

誤送信の種類別の対応

同じ「誤送信」でも、送る相手の数と、書くべき事実が変わります。着手前に自分がどれに当たるかを決めます。

誤送信の種類誰に何通送るか本文に必ず書くこと
宛先誤り(別の相手に送ってしまった)誤送信先へ削除依頼、本来の宛先へお詫びと再送の2通送信時刻と元の件名、どこまでの情報が渡ったか、削除の依頼
添付ファイルの誤り送信先へ1通(削除依頼と差し替えを同じメールで)誤って添付したファイル名と中身、正しいファイル、旧ファイルの削除依頼
一斉送信で TO・CC にアドレスが並んだ受信者全員へ1通(BCC で送り直す)露出したのがアドレスだけか、対象件数、削除の依頼、問い合わせ窓口
送信後に本文の誤りに気づいた同じ相手へ訂正メール1通誤っていた箇所と正しい内容、どちらのメールが有効か

対応が重くなるかどうかを決めるのは、相手の情報が社外の第三者に渡ったかどうかです。渡っていれば、誤送信先への削除依頼で終わらせず、本来の宛先にも何が誰に渡ったかを伝えます。社内の別の人に送っただけなら、誤って受け取った同僚に一言伝えたうえで、本来の宛先へ送り直せば足ります。

削除依頼は、相手にしてほしい操作を1つに絞る

誤って受け取った側は、この件と何の関係もない第三者です。頼む操作は削除を主に置き、転送や保存を控えてほしいことはその補足に留めます。「破棄してください」は命令に読めるため、「ご削除をお願いできますでしょうか」の依頼形にします。削除したという返信までお願いするのは、個人情報や機密が含まれていて、対応の記録を残す必要がある場合です。相手が開いてしまった後なら、内容を口外しないでほしいと書き添えるより、こちらの連絡先を置いて問い合わせを受けられるようにするほうが実際的です。

再発防止を書くのは、相手に実害が及ぶとき

再発防止策は、書けば丁寧になるものではありません。判定は3つで、相手や第三者の個人情報・機密が渡った、同じ相手に対して2回目、取引先の規程や監査で報告が求められている。どれかに当たるなら書きます。当たらない誤送信で長い防止策を並べると、事故を大きく見せてしまい、相手は返信の書き方に困ります。「以後、送信前に宛先を確認いたします」の一文で終えて構いません。書く場合も、決意ではなく変えた運用を書きます。「細心の注意を払ってまいります」は運用ではないので、社外ドメイン宛の警告表示を有効にした、送信前に上長の確認を通す手順にした、のように、いつ何を変えたかで書きます。

内容の誤りを直す訂正メールとの違い

宛先や添付を誤った送信事故と、送った内容そのものが誤っていた場合とでは、書く型が変わります。訂正メールで相手に頼むのは削除ではありません。どちらのメールが有効かを示すことです。「先ほどのメールは破棄してください」ではなく、「先ほどお送りした{項目}に誤りがありました。正しくは{正しい内容}で、本メールの内容が最新です」と書きます。件名は元の件名の頭に【訂正】を付けると、受信箱で並んだときに新旧が判別できます。請求書や見積書の金額を訂正する場合は、差額や再発行の扱いまで書くことになるため、お詫びメールのテンプレートでまとめて扱っています。

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テンプレート

宛先誤り: 本来の宛先の相手へのお詫びと再送

いつ使うか: 相手の情報が入ったメールを、別の宛先へ送ってしまったとき。誤送信先への削除依頼を出した後に送る。/次に何をするか: {渡った情報}には、社名・案件名・金額など実際に本文へ書かれていた項目を入れる。削除依頼の結果が出ていない段階なら{対応状況}を「現在ご返信をお待ちしております」とし、返信が届いた時点で改めて一報を入れる。削除完了の連絡が届いている場合だけ、その事実を{対応状況}に書く。転送や保存の有無は確認できないので書かない。

件名: メール誤送信のお詫びと再送のご連絡({自社名} {氏名})

{企業名}
{部署名} {担当者名} 様

お世話になっております。{自社名}の{氏名}です。

{日付}{時刻}に{担当者名}様宛にお送りするはずだった「{元の件名}」のメールを、誤って社外の別の宛先へ送信いたしました。{渡った情報}が第三者に届く結果となり、誠に申し訳ございません。

誤送信先には{日付}{時刻}に削除を依頼し、{対応状況}。

本来お送りすべき内容は、本メールに添付のとおりです。ご確認をお願いいたします。

宛先の入力を目視のみで確認していたことが原因でした。{日付}より、社外の宛先を含むメールは送信前に上長の確認を通す手順に変更しております。

本件についてご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。

{氏名}
{自社名} {部署名}
{電話番号}

誤って受け取った相手への削除依頼

いつ使うか: 面識のない相手に誤って送ってしまい、削除をお願いするとき。/次に何をするか: 名乗りを先に置き、次の一文で対象のメールを特定する。個人情報や機密が含まれていないなら、「削除いただけましたら〜」の一文を削って削除の依頼だけで終える。返信が来なくても催促は1回にとどめる。

件名: メール誤送信のお詫びと削除のお願い({自社名} {氏名})

{宛先名} 様

突然のご連絡失礼いたします。{自社名}の{氏名}と申します。

{日付}{時刻}に「{誤送信した件名}」という件名のメールをお送りいたしましたが、こちらは弊社が宛先を誤って送信したものです。ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。

お手数をおかけしますが、当該メールは開封せずにご削除をお願いできますでしょうか。添付ファイルにつきましても、保存や転送はお控えいただけますと幸いです。

削除いただけましたら、本メールへのご返信で一言お知らせいただけますと助かります。

ご不明な点がございましたら、下記までお問い合わせください。

{氏名}
{自社名} {部署名}
{電話番号}

添付ファイルの誤り(差し替え)

いつ使うか: 添付するファイルを取り違えて送ったとき。削除依頼と差し替えを1通にまとめる。/次に何をするか: 誤ったファイルに他社の情報や社外秘が含まれていたかを先に確かめ、{ファイルの中身}に書く。含まれていなければ再発防止の一文は削り、差し替えの案内だけで終える。

件名: 添付ファイル誤送付のお詫びと差し替えのご連絡({自社名} {氏名})

{企業名}
{部署名} {担当者名} 様

お世話になっております。{自社名}の{氏名}です。

本日{時刻}にお送りした「{元の件名}」のメールに、誤って{誤って添付したファイル名}を添付しておりました。{ファイルの中身}が含まれるファイルで、ご確認のお手間をおかけしております。申し訳ございません。

お手数ですが、当該ファイルは開かずに削除をお願いできますでしょうか。すでに保存されている場合は、そちらもあわせて削除いただけますと幸いです。

正しい資料は本メールに添付いたしました(ファイル名: {正しいファイル名})。内容に不足がないかご確認ください。

添付後にファイル名と中身を照合する手順を、{日付}より送信前の確認に加えております。

よろしくお願いいたします。

{氏名}
{自社名} {部署名}
{電話番号}

一斉送信で TO・CC にアドレスが並んだとき

いつ使うか: BCC にすべき一斉送信を TO や CC で送り、受信者どうしにアドレスが見えてしまったとき。/次に何をするか: このお詫び自体を BCC で送る。露出した情報の範囲は推測せず、確認できた事実だけを書く。表示名(氏名)が併記されていないか、アドレスから氏名や所属が読み取れないかを送信済みメールで確認してから{露出した項目}を書く。件数が確定していなければ、確定後に改めて知らせる旨を添える。個人情報を含む漏えいに当たるかは、送信前に社内の管理部門へ確認する。

件名: メールアドレス誤表示のお詫び({自社名})

ご利用のお客様へ

平素より{サービス名}をご利用いただき、ありがとうございます。{自社名} {部署名}です。

{日付}{時刻}に配信いたしました「{元の件名}」のメールにおいて、本来 BCC でお送りすべき宛先を TO に設定したまま送信いたしました。受信された皆様のメールアドレスが、他の受信者にも表示される状態となっております。皆様のアドレスを開示する結果となり、深くお詫び申し上げます。

対象は{件数}件で、表示されたのは{露出した項目}です。

お手数をおかけしますが、当該メールは削除いただけますようお願いいたします。第三者への転送はお控えください。

原因は、配信リストを手作業で宛先欄に貼り付ける運用のまま送信したことです。{日付}より、一斉配信は{配信ツール名}からの送信に切り替え、担当者が宛先欄へ直接入力できない設定といたしました。

本件に関するお問い合わせは、下記の窓口で承ります。

よろしくお願いいたします。

{自社名} {部署名}
{窓口名}
{メールアドレス}
{電話番号}({受付時間})

Examples

Before / After

Before

添付ファイルを間違えてお送りしてしまいました。大変申し訳ございません。

After

本日10時40分の「10月度お打ち合わせ資料の送付」に添付したのは、別のお客様向けの見積書でした。開かずにご削除をお願いできますでしょうか。差し替えた資料は本メールに添付しております。

何を変えたか: 「間違えた」という報告だけの文に、どのメールのどのファイルかと、消した後に見る資料を足した。なぜ良くなったか: 相手は送り直しを待たずに正しい資料を開けるので、やり取りが1往復で終わる。

Before

先ほどのメールは破棄してください。改めてお送りします。

After

先ほどお送りした「9月分請求書のご送付」について、金額に誤りがありました。正しくは{正しい金額}で、本メールの内容が最新です。件名は【訂正】を付けてお送りしております。

何を変えたか: 削除の依頼を、どちらのメールが有効かの明示に替えた。なぜ良くなったか: 相手は古いメールを消さなくても、どちらを見ればよいか判断できる。

Before

今後このようなことがないよう、細心の注意を払ってまいります。

After

社外ドメイン宛のメールに確認画面を表示する設定を有効にし、一斉配信は宛先欄へ直接入力できない運用に変更いたしました。

何を変えたか: 何を変えたのかが分からない決意表明を、宛先の入力経路そのものを塞いだ設定変更に置き換えた。なぜ良くなったか: 同じ操作を繰り返しても再発しないことが読み取れる。

FAQ

送信取り消し機能でメールを消せた場合も、お詫びは送りますか?

相手が開く前に取り消せたと確認できたなら、送らない判断もできます。ただし取り消しが効くのは条件がそろった場合に限られ、相手のメールソフトによっては残ります。取り消しの結果が画面で確認できないときは、届いた前提でお詫びと削除依頼を出します。社内の相手なら、チャットで一言伝えれば足りることもあります。

削除をお願いしたのに返信が来ないときは、どうしますか?

催促は1回までにとどめます。2営業日ほど待ってから、同じスレッドに返信する形で「ご対応いただけましたでしょうか」と短く尋ねます。相手には応じる義務がないので、それ以上は追いません。個人情報や機密が渡っていて記録が必要な場合は、送信の日時と依頼した内容を社内の記録に残し、返信がない事実もあわせて残します。

社内には、いつ・どこまで報告しますか?

上長への一報では、誰に何を送ったのか、削除依頼をいつ出したのかの2点を先に伝えます。文面まで相談してから送ると、社としての対応と食い違いません。渡った情報に個人データが含まれる場合は、担当者の判断で完結させず、法務や管理部門に確認します。要配慮個人情報が含まれる場合など、個人情報保護委員会が定める類型に当たると、同委員会への報告と本人への通知が必要になります。該当するかは漏えいの原因と対象件数で決まるため、担当者だけで判断せず窓口に確認します。

誤送信されたメールを受け取った側は、どう返しますか?

削除したことを一文で返せば十分です。「本メールは削除いたしました」と書き、内容には触れません。開いてしまった場合も、読んだことをわざわざ書く必要はありません。取引先から届いたもので、自社や他社の機密が含まれていた場合は、自分の判断で処理せず、社内の管理部門へ共有してから返信します。

社内の同僚への誤送信でも、同じように書きますか?

型は同じで、長さを削ります。どのメールか、削除してほしいこと、その2つが伝われば十分で、原因や再発防止策は要りません。ただし人事情報や評価、他部署の未公開情報など、社内でも見せてはいけない相手に渡った場合は社外と同じ扱いにします。削除の確認を取り、上長にも報告します。

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