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ガクチカの書き方と例文|経験タイプ別テンプレートと深掘り質問への備え

エントリーシートのガクチカ欄に書いた内容は、面接でそのまま質問の材料になることが多くあります。掘り下げられたときに話が続くかどうかは、どの経験を選ぶかでおおよそ決まります。順番としては、5つのブロックへの割り振り方から始めて、経験タイプごとに埋もれやすいところ、工夫と数字と学びの3点で深掘りに備える見方、書ける経験が見つからないときに時間の使い方から拾い直す手順、提出前の点検表と続きます。そのあとはチェックツール、アルバイト・サークル・ゼミ・部活動・長期インターンの経験タイプ別の骨組みとアルバイトの完成例、書き換え前後の対比、残りの疑問への回答です。

Guide

要点

ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」を縮めた就活の言葉で、志望動機や自己PRと並んでエントリーシートと面接で聞かれる設問です。この欄で読み手が探しているのは、活動の名前や成果の大きさよりも、思うように進まない時期に自分が何を選んだかの記述だと考えられます。書く前に決めるのは経験を1つ選ぶところまでで、選び終われば、あとは思い出す作業になります。

  • 選ぶ基準は、書ける分量ではなく、質問を重ねられても答えが続くかどうかです。長く書ける経験と、掘り下げに耐える経験は別のことがあります
  • 団体での活動を書くときも、主語は自分に固定します。「私たちは」で始まる文が続くと、誰の話なのかが読み取れなくなります
  • 数字は、自分が覚えている単位で書きます。手元に記録のない数字を大きめに置くと、規模を聞かれた段階で説明が続かなくなります

5つのブロックに割り振ってから書き始める

400字前後の欄なら、次の5つに割り振ると分量の見当がつきます。設問が短い欄でも、この5つのうちどれを残すかを決める形になるので、最初に400字の版を作っておくと後が早く済みます。

ブロック書く内容400字での目安
結論何に力を入れたかを1文で言う。活動と期間まで入れる50字
状況その活動で何が起きていたか。自分の役割もここに置く70字
行動自分が決めたこと、試したこと、直したこと160字
結果行動の後で変わったこと。数えられるものは数で書く60字
学びその経験の後に自分の中に残ったもの60字

「入社後にどう活かすか」まで問う設問に限り、学びの後ろに応募先での使い道を1文だけ加えます。

順番は上から下へ書くのが読みやすいのですが、結論の1文が長くなりそうな経験では、先に状況を1文置いてから、何に取り組んだかを述べても通じます。下のゼミ・学業のテンプレートはこの形にしてあります。どちらの形でも、2文目までには取り組みの中身が分かるようにしてください。

思い出す順序は、書く順序とは逆にします。結果から遡って、その結果の直前に自分が何をしたか、その行動を始めたきっかけは何だったか、と辿ると、状況の説明が必要な範囲まで自然に絞れます。先頭から書き始めると、活動の紹介に字数を使い切って、行動の欄が数行しか残らないことがあります。

200字前後の欄では、結論の1文を残したまま、状況を短くまとめて行動の文につなぎます。100字台の欄では学びも外し、自分がしたことを1つと、その後どうなったかの2つに絞ります。削る対象は、活動の紹介、規模、始めた経緯の順です。

経験タイプごとに、埋もれやすいところが違う

どの経験を選んでも書けますが、型ごとに字数を持っていかれやすい場所があります。書き始める前に、右の列の問いに1行で答えてみてください。

経験タイプ埋もれやすいところ掘り起こす問い
アルバイト業務内容の説明で字数が終わるシフトのなかで、指示されていないのに自分がやっていたことは何か
サークル主語が団体になり、自分の担当が消えるその決め方を提案したのは誰か。自分は何を言ったか
ゼミ・学業研究テーマの紹介が長くなる対象や手法を途中で選び直した場面はどこか
部活動練習量と大会の結果だけになる練習の組み方や記録の取り方で、自分が変えたものはあるか
長期インターン会社と事業の説明になる任された範囲のうち、自分から広げた部分はどこか

アルバイトを選ぶ人は多いようです。同じ業種の経験が並ぶことも多いので、業務の紹介ではなく、決まった手順の外で自分が動いた場面を選んでください。接客の仕事でなくても書けます。品出し、仕込み、採点、データ入力のような裏方の作業でも、順番や道具を自分で組み替えた場面があれば、それが行動のブロックの中身になります。時給や勤務条件の話は、この欄では材料になりません。

深掘り質問への備えは、工夫と数字と学びの3点で見る

面接でガクチカを話すと、多くの場合そこから質問が続きます。原稿ができた段階で、次の3点に自分で答えてみてください。答えが出てこない行があれば、そこがまだ思い出せていない部分です。

見るところ想定される質問答えられないときに足すもの
工夫なぜその方法にしたのですか。ほかの案は検討しましたか採用しなかった案を1つ思い出し、選ばなかった理由を1行で添える
数字それはどのくらいの規模ですか。前と後で何が違いますか人数、期間、回数、頻度のうち、自分が覚えている単位を1つ入れる
学びその経験は今の自分にどうつながっていますか経験の後に自分が始めたこと、またはやめたことを1つ挙げる

面接で答えに詰まりやすいのは、次の書き方です。

  • 団体の成果だけを書いたもの。「大会で優勝しました」の後に自分の担当を聞かれると、話す材料が残っていません
  • 手順の説明で終わったもの。「マニュアルに沿って接客しました」からは、自分が判断した場面が読み取れません
  • 学びが一般論のもの。「継続することの大切さを学びました」は、どの経験からも書けてしまいます
  • 規模の数字だけが大きいもの。店舗全体や団体全体の数字に説明が寄ると、自分が関わった範囲を聞かれたときに答えが細くなります

実際より大きく書いた原稿は、提出の段階では通っても、細部を聞かれる面接で困ります。どこまで自分が関わったかという質問に対して、書いた内容と記憶がずれていると、そのずれは受け答えの側に出ます。数字を膨らませるより、規模の小さい話を細かく書くほうが、質問が重なっても答えが続きます。

書けるガクチカがないときは、時間の使い方から拾い直す

「力を入れたこと」という言葉に引っ張られると、大会や表彰のように区切りのある経験ばかりを探すことになります。実際に書けるのは、時間を使った先で自分が何かを変えた場面です。探す順序を、活動の名前ではなく時間から始めます。

  1. 直近1年のカレンダーや時間割を開き、週に3時間以上使っていたものを全部書き出す。就活で語れるかどうかで選ばない
  2. それぞれについて、その期間に面倒だった場面を1つ書く。うまくいかなかったこと、やり直したこと、人ともめたことのどれかで探す
  3. 面倒だった場面のそれぞれに、自分がどう対処したかを1行足す。何もしなかったものは空けたままにする
  4. 3行目を書けたものが残れば、それがガクチカの材料です。全部が空欄なら、期間を2年に広げるか、週2時間まで下げてもう一度並べる

アルバイトも部活動もしていない場合は、授業の課題、資格の勉強、家の用事、続けている趣味が同じ枠に入ります。1つしか残らなくても足ります。ガクチカの欄は、複数の経験を並べるより1つを深く書くほうが、面接での質問に答えやすくなります。書き出した項目が3つ以上残ったときは、上の3点(工夫と数字と学び)に答えやすいものを選んでください。

提出前の点検表

原稿ができたら、次の6つを当てていきます。1つ直してから次の行へ進むほうが、全体を書き替えずに済みます。

見るところ直し方
主語が「私たち」のまま続く段落がないかその段落の動詞を1つずつ見て、自分がやったものだけを残す。団体でやったことは背景として1文にまとめる
活動の紹介が、行動の記述より長くなっていないか団体の説明、規模、始めた経緯を先に削る。この欄で残るのは活動の中身よりも、そこでの動き方だと考えられる
行動のブロックに、自分が選んだ場面が入っているか「頑張りました」「力を入れました」を、変えた、やめた、頼んだ、数えた、のような動詞に書き換える
結果に、数えられるものが1つ入っているか売上や順位を出せない場合は、人数、回数、期間、頻度のどれかを使う。記録が残っていない数字は書かない
学びの1文が、ほかの経験からも書ける内容になっていないかその経験の後に自分が変えた行動を1つ挙げ、そこへ結びつける
自己PRの欄と同じ文が出てきていないか同じ経験を使うのはかまわない。ガクチカでは過程、自己PRでは強みに絞り、2枚を並べて重なった文を書き換える

はじめの2行は、ガクチカの欄に固有のものです。1行目で主語を自分に直すと活動の紹介も一緒に縮むので、この順で当てると2行目の手直しが軽く済みます。3行目から6行目は、下のチェックツールが見る観点(抽象的な自己PR、根拠の薄さ、使い回し感)と重なります。原稿をそのままツールに通しておくと、抽象語のまま残っている箇所があれば、そこが結果に出てきます。

生成AIに任せる範囲は、素材が集まった後で決まる

募集要項や提出フォームに生成AIの利用について書かれていれば、その条件が優先で、ここから先は記載が見当たらないときの話になります。

ガクチカが他の設問と違うのは、提出した原稿がそのまま面接の質問表として使われることが多い点です。全文をAIに書かせると、文章として通る原稿は手元に残りますが、一文ずつの裏付けが自分の記憶と結びついていません。読み上げるところまでは進んでも、1問掘り下げられた先で答えが続かなくなりやすいのはこのためです。なぜその方法にしたのか、ほかに何を試したのかという問いには、原稿に書かなかった細部が要ります。

AIに文章を整えさせたなら、提出する前に原稿と自分の記憶を突き合わせておきます。

  1. 原稿を句点で区切り、1文ずつに分ける
  2. それぞれの文について、いつ、どこで、誰が関わっていたかを声に出して言ってみる
  3. 言えなかった文に印を付ける。そこはAIが埋めた一般論なので、自分のメモにある言葉へ戻す
  4. 残った文の横に、その行動を選んだ理由を1行ずつ書き足す。この1行が、掘り下げられたときに話す材料になる

その日その場で自分が感じたことは、書き出しておかないと後から取り出せません。手が止まった瞬間、断られたときの相手の言い方、うまくいった後で気づいたこと。原稿を仕上げる前にこの種の断片を箇条書きにしておくと、質問が重なっても話す材料が残ります。

自己PRや志望動機の欄とは、どこで分けるか

同じ経験を、ガクチカと自己PRの両方に書いてもかまいません。分かれるのは切り取る部分です。ガクチカでは、うまく進まなかった時期から結果までを時間の順に書きます。自己PRでは、その流れのなかで繰り返し出てきた自分の動き方を1つ取り出して、名前を付けます。片方は時間の順、もう片方は特徴の説明になるので、2枚を並べて読んでも文が重なりません。自己PRの欄については自己PRの書き方と強み別の例文、志望動機の欄については就活の志望動機の書き方と業界系統別の例文にまとめています。ガクチカに長期インターンの経験を使う場合、参加後に送るお礼の文面はインターンのお礼メールのテンプレートにあります。

最後に、書き上げた原稿を見ながら自分に3つ質問してみてください。なぜその方法だったのか、ほかに何ができたか、その経験の前と後で自分の何が変わったか。口頭で答えられれば、面接で掘り下げられても話が続きます。答えに詰まった問いがあれば、そこを思い出してから原稿に1文足してください。

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テンプレート

アルバイトの骨組み(400字)

いつ使うか: 飲食、小売、塾、軽作業などのアルバイトを中心に据えるとき。結論を先に置き、行動のブロックに最も多く字数を割く配分にしてある。/次に何をするか: {気づいた困りごと}には、店や現場で実際に起きていたことを入れる。忙しさや人手不足のような一般的な状況だけだと、後の行動が誰でも書ける内容になる。{どう直したか}を空欄にしないこと。一度で決まらなかった過程が、掘り下げられたときの材料になる。締めの1文が自分の変化と合わないときは、その経験の後にやめたことへ書き換えても成立する。/字数: 埋めた後の目安は400字前後。

学生時代に力を入れたのは、{期間}続けた{業種}のアルバイトでの{取り組んだこと}です。

働き始めて{何か月目}ごろ、{気づいた困りごと}が続いていることに気づきました。{その時間帯や場面}では{困っていた相手}が{相手に起きていたこと}という状態で、{当時の手順}のままでは追いつかない日がありました。私は{最初にした行動}から手をつけ、{工夫した点}を{一緒に働いていた相手}に相談しながら試しました。{うまくいかなかったこと}が出たときは、{どう直したか}に切り替えています。{一度やめたこと}は{やめた理由}が分かった時点で外し、{代わりに続けたこと}に絞りました。{確認した期間}のあいだ{数えていたもの}を記録し、{変化した数字や状態}まで動きました。

この経験の後、私は{自分が始めたこと}をするようになりました。手を動かす前に記録を見返す順番は、いまも変えていません。

アルバイトの完成例(400字)

いつ使うか: 骨組みを埋めた後の文章がどのくらいの粒度になるのかを見たいとき。登場する店と数字は架空のもので、提出用の原稿として使うことは想定していない。/次に何をするか: 参考にするのは1文の長さと数字の入れ方までにして、棚づくりの部分は自分が担当していた作業に丸ごと入れ替える。/字数: 全体で400字前後に収めてある。

学生時代に力を入れたのは、2年半続けた書店のアルバイトでの、文庫の棚づくりの立て直しです。

働き始めて4か月ごろ、同じ棚の本が動かないまま返品されていくことに気づきました。夕方は、探している本を見つけられずに帰るお客様が多い時間帯でした。私は返品の記録を月ごとに見返すところから手をつけ、動きの遅い棚に手書きの紹介札を付ける案を、同じ時間帯に入る先輩に相談しながら試しました。最初は本の内容を要約した札を10枚ほど作りましたが、立ち止まって読む人がおらず、いったん全部外しています。長くて読まれないと分かったので、20字以内で1棚3枚までに作り直しました。3か月のあいだ札を付けた棚の販売冊数を記録し、付けていない棚と比べて月に15冊ほど多く動くところまで来ました。

この経験の後、私は提案を出す前に手元の記録を1か月分だけ見返すようになりました。外した札も残しておき、次の案を考えるときに見比べています。

サークルの骨組み(400字)

いつ使うか: 学内のサークル、学生団体、実行委員会などの活動を書くとき。人数と役割を先に置いてから、自分が動かした範囲へ絞り込む形にしてある。/次に何をするか: {自分から始めたこと}には、頼まれていないのに手をつけた作業を入れる。{反対や懸念}を空欄にすると調整の過程が消えて、決まったことの報告だけが残る。{一人で決めなかった部分}を残すと、団体での動き方まで読み取れる。/字数: 空欄を自分の経験に置き換えると、おおよそ400字。

学生時代に力を入れたのは、{サークル名や活動内容}のサークルで{担当した役割や係}を担ったことです。{人数}人ほどの団体で、{期間}活動しました。

{時期}に問題になっていたのは、{起きていた問題}という点です。{その問題で困っていた人}からは{出ていた声}が上がっていましたが、{当時決まっていなかったこと}のまま{迫っていた期限}が近づいていました。私は{自分から始めたこと}を提案し、{反対や懸念}が出た点については{どう調整したか}で折り合いをつけました。{一人で決めなかった部分}は{相談した相手}と決め、{実際に動かした範囲}を担当しました。結果として{変化した数字や状態}になり、{その後どうなったか}が続いています。

全員の希望をそのまま通せない場面では、{自分が優先したこと}を先に決めるほうが早いと分かりました。決まっていない点を洗い出す作業は、このときに覚えたものです。

ゼミ・学業の骨組み(400字)

いつ使うか: ゼミ、研究室、卒業論文、実験やレポートの課題を書くとき。結論を先に置かず、状況から入って2文目で何に取り組んだかへ着地させる形にしてある。テーマの説明が長くなりやすい経験に向く。/次に何をするか: 専門用語は、分野の外の人が読む前提で1語ずつ言い換える。{選び直したもの}が空欄になる場合は、最初の方法のまま進めた理由を書くと、判断の記述として成立する。/字数: 書き換えた後の全体は400字ほど。

{時期}、{ゼミや授業の分野}で{扱ったテーマや課題}を担当しました。学生時代に力を入れたのは、この{取り組みの呼び方}です。

始めた時点では{最初に立てた見込み}でしたが、{実際に起きたこと}が起き、{当初の方法}のままでは進まなくなりました。私は{確かめた方法}で{確かめた対象}を{分量や期間}分だけ洗い直し、{分かったこと}を確かめました。そこで{選び直したもの}へ切り替え、{切り替えた後にした作業}を{期間}かけて進めています。{相談した相手}に{相談した内容}を確認しながら、{自分で決めた範囲}は自分で決めました。最終的に{提出したものや発表した場}まで持っていき、{受けた指摘や反応}を受け取りました。

{当初の方法}を手放す判断に時間をかけたことが、この取り組みで一番残っている部分です。いまは進め方を決めるときに、途中で対象を絞り直す余地を残すようにしています。

部活動の骨組み(400字)

いつ使うか: 体育会、同好会、高校から続けている競技などを書くとき。練習量と大会結果だけにならないよう、記録の取り方と周りへの働きかけに字数を寄せてある。/次に何をするか: レギュラーや入賞の有無は中心ではない。{記録や共有の方法}に、自分が作った表やノート、声のかけ方を入れると、続けた期間の中身が伝わる。個人競技の場合は{周りに起きた変化}を、自分の練習内容の変化に置き換える。見立てを疑う話が合わないときは、続けるなかで自分が減らした練習や手順に締めを振り替える。/字数: 埋めた後の目安は400字前後。

{期間}続けた{競技名や部の名前}では、{自分の担当や立場}として{取り組んだこと}に時間を使いました。

{時期}、{チームや自分に起きていた問題}が続いていました。はじめは{当時続けていたこと}を増やせば戻ると考えていましたが、{その説明では合わない点}が引っかかり、原因の見立てから立て直すことにしました。私は{自分が始めたこと}を{頻度}で続け、{記録や共有の方法}で{記録した内容}を残すようにしています。{周りの反応}が出たときは、{どう調整したか}で折り合いをつけながら進めました。{確認した期間}が過ぎるころには{変化した数字や状態}になり、{周りに起きた変化}も出てきました。

量を増やす前に自分の見立てが合っているかを確かめるようになったのが、この{期間}で変わった点です。{記録や共有の方法}として作ったものは、部を離れた後の活動でもそのまま使っています。

長期インターンの骨組み(400字)

いつ使うか: 有給の長期インターン、ベンチャーでの業務委託、研究補助などを書くとき。事業の説明で字数を使わないよう、業種と頻度を1文で済ませ、自分の担当範囲で起きたことへ移る形にしてある。/次に何をするか: 社外に出せない数字や固有名は、公開されている範囲に言い換えるか、割合や件数の単位だけを残す。{受けた条件や指摘}を書くと、社員とのやり取りの中で進めたことが伝わる。確認の順番が自分の変化と違うときは、任される範囲が広がる前後で変えた進め方を締めに置く。/字数: 空欄を自分の経験に置き換えると、おおよそ400字。

{業種や事業内容}の企業で、週{日数}日の長期インターンとして{任された業務}を{期間}担当しました。

入って{何か月目}ごろ、{担当範囲で気づいたこと}が見えてきました。{当時の進め方}では{起きていた手間や漏れ}が残っており、{影響を受けていた相手}の手を止めていました。私は{社員に確認したこと}を確かめたうえで、{自分から提案したこと}を{提案した相手}に持っていきました。{受けた条件や指摘}を反映して{修正した内容}に直し、{試した範囲}から始めています。{確認した期間}のあいだ{数えていたもの}を追い、{変化した数字や状態}になりました。{見送りになった部分}については、{見送りの理由}を聞いたうえで手元に残してあります。

{確認しておくこと}を済ませてから提案を出すと、後で作り直す回数が減ると知りました。思いついた順に持っていっていた頃とは、進め方が変わっています。

短い欄向けの骨組み(200字・アルバイト)

いつ使うか: 200字程度の指定がある欄や、入力できる文字数が少ないフォームのとき。上のアルバイトの骨組みから、結論、行動、結果、学びを残し、状況は行動の文の頭に畳み込んで4文にしてある。/次に何をするか: 落としたのは、困っていた相手の様子、相談した相手、時間帯の説明と、途中でやめた工夫。面接ではそこをそのまま話せる。100字台の欄では{工夫した点}と{どう直したか}のどちらかを残し、結果の1文につなげる。/字数: 埋めた後の目安は200字前後。

{業種}のアルバイトで、{取り組んだこと}に力を入れました。{気づいた困りごと}が続いていたので、私は{最初にした行動}から手をつけ、{工夫した点}を試しています。{うまくいかなかったこと}が出た後は{どう直したか}に切り替え、{確認した期間}で{変化した数字や状態}まで動きました。記録を見てから手順を組み替える進め方は、{期間}の勤務のなかで身につきました。

Examples

Before / After

Before

アルバイトで売上向上に貢献しました。

After

カフェのアルバイトで、夕方に売れ残りやすい焼き菓子を昼のセット販売に組み込む案を出し、廃棄が週に10個ほど減りました。

何を変えたか: 貢献という言葉を外し、自分が出した案と、その後に減った数に置き換えた。なぜ良くなったか: 売上向上は結果の分類でしかなく、どこに手を入れたかが書かれていないと質問の入口がない。

Before

サークルでは、メンバー全員で協力して新歓を成功させました。

After

新歓の担当になり、前年に参加者が減っていた2週目に絞って告知の回数を増やしました。当日の受付では名簿を学部別に分け、案内する先輩を先に決めておきました。

何を変えたか: 主語を団体から自分に戻し、担当した2つの作業を具体で書いた。なぜ良くなったか: 全員で協力した話のままだと、自分が何をした人なのかが最後まで出てこない。

Before

塾講師のアルバイトで、生徒に分かりやすく教えることを心がけました。

After

塾講師のアルバイトで、担当した5人の解き直しノートを毎回集め、間違いの多い単元を先に扱う順番に組み替えました。

何を変えたか: 心がけた内容を、実際に集めたものと、それを見て変えた順番に書き換えた。なぜ良くなったか: 心がけは本人の中で完結するが、集めて組み替えた作業には、聞き返せる具体が残る。

Before

この経験を通して、計画的に取り組むことの重要性を実感しました。

After

この経験の後、私は新しい取り組みを始める前に、数えられるものを1つ決めておくようになりました。

何を変えたか: 学びの言葉を、経験の後に自分が始めた行動に置き換えた。なぜ良くなったか: 重要性を実感したという結びはどの経験にも付けられるが、その後の行動の変化はその経験からしか出てこない。

FAQ

アルバイトのガクチカは評価されにくいですか?

経験の種類で有利不利が決まるという説明は見かけますが、選考の基準は応募先ごとに違うので、そこは断定できません。読み手が判断できるのは書かれた内容の範囲に限られるため、経験の種類より、その中で自分が何を決めたかが書かれているかどうかで残る情報が変わります。留学や起業のような珍しい経験がないことを理由に、書く材料を探し直す必要はありません。

「学生時代に頑張ったこと」「学業以外で力を入れたこと」など、設問文の言い回しが違うときは書き分けますか?

言い回しは応募先ごとに違いますが、聞かれている中身はおおむね同じで、時間を使った取り組みとその過程です。ただし条件が付いている場合は、その条件が優先です。「学業以外で」とある欄にゼミや研究の話を書くと、設問を読んでいないと受け取られることがあります。「1つ挙げて」とあれば1つに絞り、「主体的に取り組んだこと」とあれば団体の成果ではなく自分の担当を中心にします。提出フォーム全体を先に見て、どの経験をどの欄に割り振るかを決めておくと、設問間で内容が重なりません。

ガクチカを2つ書くよう求められたときは、どう選びますか?

同じ活動の別の場面を2つ並べると、読み比べたときに情報が増えません。活動の種類を変えるか、自分の動き方が違うものを選びます。1つ目が個人で続けた取り組みなら、2つ目は人と関わったものにすると、両方を読んだときに分かる範囲が広がります。1つあたりの字数が200字程度に短くなることも多いので、その場合は状況の説明を削って、行動と結果を残してください。

途中でやめた経験や、結果が出なかった経験でも書けますか?

書けます。この欄で読まれるのは結果の良し悪しよりも、その過程で何を試したかです。やめた経験を書くなら、やめた判断の理由を1文入れてください。合わないと分かった、優先するものを決めた、といった説明があると、読み手が事情を推測しなくて済みます。結果が出なかった場合は、そこで自分が確かめられたことを結果の位置に置きます。「順位は変わりませんでしたが、練習ごとの記録が残るようになりました」のように書けば、空欄にはなりません。

集団での活動で、自分は役職に就いていませんでした。書けることがありますか?

あります。ここで読み手が見ているのは立場の高さよりも、その集団のなかで自分が担っていた範囲だと考えられます。「記録を取っていた」「新しく入った人の対応をしていた」「連絡が止まる箇所を間に入って回していた」のように、実際にやっていたことをそのまま書きます。誰にも頼まれずに始めたことが1つあれば、それが行動のブロックの中心になります。役職に就いていた人と比べる必要はなく、比べられるのは同じ欄に書かれた内容の具体性です。

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