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就活の志望動機の書き方|業界系統別の例文と提出前チェック表

エントリーシートの志望動機は、同じ設問への回答が並ぶなかで読まれます。そこで残るのは、企業名を同業他社に入れ替えると成り立たなくなる一文があるかどうかです。このページには、志望動機を4つのブロックに割る考え方、書き出しの3つの型、メーカー・IT・金融・商社・公務員の業界系統別のテンプレート、インターンと本選考の書き分け、書き上げた文章を提出前に見る6つの点検項目を置きました。手元に原稿があれば、下のチェックツールに貼り付けて、どこが弱いかを先に確かめられます。

Guide

要点

書き始める前に、手元へ2種類のメモを用意します。1つは応募先について調べたこと、もう1つは自分が時間を使ってきたことです。この2つがそろっていれば、あとはどれとどれを組み合わせるかを選ぶ作業になります。片方が空のまま書き始めると、言葉を足すほど抽象的になっていきます。

  • 応募先について書くときは、事業、製品、顧客、仕事の進め方のうち、採用サイトや説明会で自分が確かめたものを先に置きます。理念や社風から入ると、同業他社にも当てはまる文になりやすいです
  • 経験に選ぶのは、結果の大きさではなく、自分が判断した場面です。何に困り、何を試し、その後どうなったかの3つがそろうと、読み手はあなたの動き方を追えます
  • 入社後にやりたいことは、募集職種の一覧を開いてから書きます。募集のない仕事を挙げると、応募先を調べる前に書いたように読まれることがあります

志望動機は4つのブロックでできている

エントリーシートの設問欄は1問あたり200〜400字ほどの指定が多く、志望動機、自己PR、ガクチカのように設問そのものが分かれています。志望動機の欄に入れるのは、次の4つです。設問1問だけでも、この4つがそろっていれば読み手は判断できます。

  1. 結論。志望する職種と、その会社を選んだ理由を1〜2文で言い切る(2割)
  2. 根拠となる経験。志望のきっかけになった出来事と、そのとき自分が動いたこと(3〜4割)
  3. その会社を選んだ理由。同業他社ではなくこの会社である点を、確かめられる事実で挙げる(2〜3割)
  4. 入社後にやりたいこと。職種と、最初に担当したい領域まで具体化する(2割)

300字の欄なら、結論に60字、経験に110字、会社を選んだ理由に80字、入社後に50字あたりが目安です。400字に増えた分は、2番目と3番目に回します。設問が複数に分かれている場合、経験の分量は志望動機の欄では抑えめにして、ガクチカの欄に厚く書くと、3問続けて読んだときの重複が減ります。書き上げたら字数を数えて、3番目が採用サイトの引き写しになっていないか、4番目が「貢献したい」だけで終わっていないかを見てください。

最初の1文で、何の志望動機かを分からせる

採用担当者は、1行目を読んだ時点で何の話が始まるかを予想しながら読み進めます。生い立ちや性格の説明から入ると職種にたどり着くまでに数行かかってしまうのは、そのためです。入り方は次の3つのどれかに寄せると、後で選ぶテンプレートとも合わせやすくなります。

  • 職種から入る型:「私は貴社の{職種名}を志望します。{取り組みたいこと}に関わりたいからです。」職種の区分がはっきりしているメーカー、金融、商社と相性がよく、インターンの応募でも使えます
  • 課題から入る型:「{使う人や顧客}が{具体的な困りごと}を抱えたままになっています。私はこれを{手段や領域}の側から減らす仕事に関わりたいと考え、貴社の{職種名}を志望します。」IT・ソフトウェアのように、解きたい課題のほうから職種が決まる領域に向きます
  • 場面から入る型:「{時期}、{場面}で{自分がしたこと}を担当したとき、{そこで見えたこと}に行き当たりました。」公務員のように、地域や現場で自分が見たものが動機の出発点になっているときに使います

どの入り方を選んでも、2文目までには職種か仕事の内容へ着地させます。場面の説明が続くと、肝心の志望理由が後ろへ押し出されます。「私は幼い頃から」「貴社の理念に共感し」で始まる書き出しは、応募者が変わってもそのまま書けてしまう一文です。締めも同じで、「よろしくお願いいたします」で終えず、最後の1文は入社後にやりたいことに使います。

業界系統ごとに、集める材料が違う

書く前に集めておく材料は、業界系統によって変わります。下の表は、どこから材料を探すかを決めるための目安です。求める人物像を採用サイトで示している企業も多いので、表と食い違う場合はそちらを優先してください。

業界系統材料を集める切り口用意しておく材料
メーカー製品や技術への関心の出どころ製品名、工程、展示会や工場見学で自分が見たもの
IT・ソフトウェア減らしたい手間と、その相手使ってきたサービス、作ったもの、詰まった場面
金融数字と決まりごとに向き合った経験長く続けた取り組み、確認を重ねた場面
商社立場の違う相手を動かした場面交渉や調整をした場面と、そこで譲った条件
公務員地域や制度で気になっている課題自治体の計画や統計で見た数字、現場で見たこと

業界を絞りきれていない段階でも、右の列の材料集めは先に進められます。材料が集まった業界から、志望動機を書ける状態になります。

インターンと本選考では、書く範囲が変わる

インターンの志望動機で中心になるのは、入社の意思よりも、参加して何を確かめたいかです。選考直結型のプログラムでは、募集ページの設問文に合わせてください。本選考では、入社後にどの職種で何をするかまで書きます。同じ文章を両方に使い回すと、インターンでは重く、本選考では薄くなりがちです。

インターン本選考
中心に置くもの参加して確かめたいこと入社後にやりたいこと
経験の使い方関心の裏づけとして短く置く志望の根拠として具体的に書く
会社を選んだ理由プログラムの内容と結びつける事業と職種に結びつける
読み手が決めること選考の場に来てもらうか一緒に働くか

インターンで見聞きしたことは、本選考の志望動機でそのまま根拠に使えます。参加中に、誰のどの発言が自分の考えを変えたかをメモしておくと、後で書き直す時間が短くなります。参加後のお礼メールはインターンのお礼メールのテンプレートにまとめています。

志望動機が思いつかないときは、先に材料を集める

志望動機が出てこないとき、足りないのは文章ではなく材料です。次の順に手を動かすと、書ける会社と書けない会社が分かれます。

  1. 自分側の棚卸し。これまでに時間を使ったこと(アルバイト、部活、ゼミ、長期インターン、資格の勉強)を5つ書き出し、それぞれ続けられた理由とやめたくなった理由を1行ずつ書く
  2. 会社側の材料集め。採用サイトの事業紹介、社員インタビュー、ニュースリリースから、事実を3つ書き出す。数字、顧客、仕事の進め方のどれかが入っている事実を選ぶ
  3. 突き合わせ。1で書いた「続けられた理由」と、2で書いた事実を線でつなげるか試す。つながる組み合わせが1つあれば、それが志望動機の核になる
  4. つながらないときの扱い。その会社について調べた事実が足りないか、応募先として自分に合っていないかのどちらかです。合わないと分かったこと自体が、次に受ける会社を絞る材料になります

この手順は、志望動機が「ない」状態と、まだ書き出していないだけの状態を分けるためのものです。1で挙げた5つのうち、続けられた理由が同じものが2つ以上あれば、そこがあなたの動機のもとになります。

提出前に見る6つの点検項目

書き上げた原稿には、次の6つを上から順に当てていきます。気になった箇所を一度に直そうとすると全文を書き替えることになるので、1つ直してから次へ進むほうが早く終わります。

点検すること当てはまったときの直し方
同業他社の同じ設問に出しても、そのまま通る文が残っていないか置き換えると成り立たなくなる事実(製品名、担当する顧客、仕事の進め方、社員から聞いた話)を、会社を選んだ理由の段落に1つ入れる
会社を選んだ理由が、採用サイトや説明会で確かめた事実に着地しているか理念や社風で終わっている文の直後に、自分が確かめた具体を1つ足す。どこで確かめたかも添えると、調べた範囲まで伝わる
志望のきっかけが、時期と自分の行動まで書かれているか出来事を1つに選び、いつ、どこで、自分が何をしたかを補う。複数のきっかけを並べるほど、どれが動機なのか読み取れなくなる
「主体性」「課題解決力」などの語のあとに、その場面が書かれているか語そのものを消し、自分が決めたことと、決めた後に何が変わったかに置き換える
入社後の記述が、募集職種と対応しているか採用ページの職種一覧を開き、実在する職種名と、その職種が担当する範囲に書き直す
設問間(志望動機、自己PR、ガクチカ)で、同じエピソードの同じ文を使い回していないか同じ経験を使ってよいので、志望動機では志望へのつながり、自己PRでは発揮した強み、ガクチカでは工夫の過程へ、切り取る面を変える

上から4つは、下のチェックツールが見る観点(使い回し感、企業とのつながりの弱さ、根拠の薄さ、抽象的な自己PR)と対応しています。自分で読み返す前に一度貼り付けると、弱い箇所を先に絞れます。最初に手をつけるのは3つ目です。きっかけに時期と行動が入ると、それに合わせて会社を選んだ理由と自己PRも書き直すことになり、1つ目の使い回し感はその過程でほとんど収まります。下の2つは設問をまたぐ点検なので、志望動機、自己PR、ガクチカを並べてから見比べてください。

生成AIに下書きを書かせるときの線引き

志望動機をAIで作る方法は広く紹介されていますが、全文を書かせた原稿は、企業名を入れ替えても成り立つ文章になりやすく、上の点検表の1つ目に真っ先に当たります。生成できるのは、すでに世の中で語られている志望理由の平均像だからです。

任せやすいのは、集めたメモを並べ替える、書いた文章を読み返す観点を出す、長い段落から削る候補を挙げるといった前後の工程です。一方で、自分の経験と応募先を結びつける数文だけは、実際に調べて考えた本人にしか書けません。面接では、書いた内容について「なぜそう考えたのか」を自分の言葉で説明することが多いです。応募先が提出書類の作成について案内を出していることもあるので、書き始める前に募集要項や案内を確かめてください。

進学の志望理由書とは、読み手も軸も違う

同じ「志望」でも、大学や専門学校へ出す志望理由書は、読み手が入試の担当者に変わり、見られる軸も入社後の働き方ではなく入学後の学びに移ります。就活の志望動機をそのまま出しても、進学の書類にはなりません。進学の書類の書き方は志望理由書の書き方と学部系統別の例文にまとめています。

志望動機は、書き上げてからが本番です。1社目で4つのブロックを作っておくと、2社目からは3番目のブロックを応募先ごとに差し替える作業になります。差し替えたら、そのたびに上の6つの点検項目を通してください。

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Templates

テンプレート

メーカー(本選考)

いつ使うか: 電機、機械、素材、食品などのメーカーの本選考へ出すとき。書き出しは職種から入る型で、志望する職種と関わりたい工程を1文で言い切る形にしてある。/次に何をするか: {採用サイトや製品ページで確かめた特徴}は、同業他社の製品ページと読み比べてから書く。読み比べずに書くと「高い技術力」「品質へのこだわり」のように、どの社にも当てはまる語が残る。技術系の職種では、扱った装置名や解析手法まで書くと、担当できる範囲が伝わりやすい。

私は貴社の{職種名}を志望します。{製品名や技術領域}を、{関わりたい工程}の側から支える仕事に関わりたいからです。

{時期}、{授業・研究・アルバイトなどの場面}で{取り組んだ内容}を担当しました。{うまくいかなかったこと}に行き当たり、{自分が試したこと}を順に当てていったところ、{原因として考えたこと}が原因だと絞り込めました。手を動かして確かめないと分からないことがある、と実感した経験です。

貴社の{製品名・事業名}は、{採用サイトや製品ページで確かめた特徴}という点が他社と違うと、{確認した経路}で知りました。{工場見学・説明会・展示会などで見たもの}を見て、{自分が受け取ったこと}を感じたことも志望を決めた理由です。

入社後は{職種名}として、まず{最初に担当したい領域}に携わりたいと考えています。{中期的にできるようになりたいこと}まで身につけ、{関わりたい製品や現場}に関わりたいです。

IT・ソフトウェア(本選考)

いつ使うか: SIer、Webサービス、SaaS などの本選考へ出すとき。書き出しは課題から入る型で、減らしたい手間を1文置いてから職種へ着地させる形にしてある。/次に何をするか: 未経験からエンジニア職を志望する場合も、完成度の高い成果物より、詰まった場面と直した手順のほうが材料になる。技術ブログや開発者向けの公開資料がある企業では、そこで読んだ内容を1つ挙げると、調べた形跡が具体で残る。

{使う人や顧客}が{具体的な困りごと}を抱えたままになっています。私はこれを{サービス名や事業領域}の側から減らす仕事に関わりたいと考え、貴社の{職種名}を志望します。

{時期}、{場面}で{自分が作ったもの・関わったもの}を作りました。{想定していたこと}のつもりでしたが、{実際に起きたこと}が起き、{どう直したか}まで手を入れました。使う人の手元で何が起きているかを見ないと直せない、と分かった経験です。

貴社の{サービス名}は、{採用サイトや技術ブログで確かめた事実}という点が、私が{自分の関心}として考えてきたことと重なります。{確認した経路}で読んだ{印象に残った内容}も、志望を決めた理由です。

入社後は{職種名}として{最初に担当したい領域}から始め、{中期的に身につけたいこと}を身につけたいと考えています。

金融(本選考)

いつ使うか: 銀行、信用金庫、証券、保険などの本選考へ出すとき。書き出しは職種から入る型で、誰を支えたいかを理由に添える形にしてある。/次に何をするか: 「安定している」「社会を支えている」だけでは同業の全社に当てはまる。地域や顧客層、取扱商品、直近の取り組みなど、公開されている事実を1つ挙げて置き換える。資格は取得済みのものと、これから学ぶものを分けて書く。

私は貴社の{職種名}を志望します。{支えたい相手(企業、地域、個人など)}が{相手が抱えている課題}に向き合う場面で、資金の面から関わりたいからです。

{時期}、{取り組んだ活動}を{期間}続けました。{自分が担った役割}で{直面した課題}に当たったときは、{確かめたこと}を一つずつ照合してから、{実際にした行動}へ移りました。確認を一つ飛ばすと後の工程で誰かの手間になるというのは、このときに知りました。

貴社が{事業や取り組みの名前}に取り組んでいることを{確認した経路}で知りました。{その取り組みの具体的な内容}という点は、{自分が関心を持ってきたこと}と重なります。

入社後は{最初に担当したい業務}から始め、{取得したい資格や身につけたい知識}を身につけたうえで、{中期的に関わりたい仕事}に関わりたいと考えています。

商社(本選考)

いつ使うか: 総合商社、専門商社の本選考へ出すとき。書き出しは職種から入る型で、扱いたい商材とつなぐ相手を理由に添える形にしてある。/次に何をするか: 調整の経験は、まとめた結果より、誰の何を優先し、何を諦めたかを書く。「グローバルに活躍したい」だけで終えず、扱いたい商材や地域を1つ挙げる。専門商社では、その商材を選んだ理由まで書くと他社と区別がつく。

私は貴社の{職種名}を志望します。{扱いたい商材や事業領域}で、{つなぎたい相手}のあいだに立つ仕事に関わりたいからです。

{時期}、{活動の場面}で{自分が担った役割}を担いました。{立場の違う相手}と{意見が割れた場面}になったとき、{相手の事情として分かったこと}を先に聞き、{自分が譲った条件}を提示して{結果どうなったか}まで進めました。全員の希望をそのまま通すことはできないという前提から入るほうが、話が早く進みます。

貴社が{事業や取り組みの名前}で{確かめた事実}に取り組んでいることを、{確認した経路}で知りました。{自分の関心}と重なる領域です。

入社後は{最初に関わりたい領域}に携わり、{中期的にできるようになりたいこと}まで身につけたいと考えています。

公務員(志望動機・面接カード)

いつ使うか: 地方公務員や国家公務員の志望動機、面接カードの記入欄に書くとき。書き出しは場面から入る型で、現場で見たものを1文置いてから職種区分へ着地させる形にしてある。/次に何をするか: 計画名や施策名は、自治体や官公庁の公開資料で名称と内容を確かめてから書く。試験の区分、提出書類の様式、記入欄の字数は受験先と年度で違うので、受験案内を先に確認する。近隣の自治体でも同じことが言える書き方になっていないか、地名を入れ替えて確かめる。

{時期}、{場面(住んでいる地域、ボランティア、アルバイト、実習など)}で、{見聞きした具体的な出来事}に行き当たりました。{取り組みたい分野}に{関わり方}の立場で関わりたいと考え、{自治体名・官公庁名}の{職種区分}を志望します。

そのとき私が進めたのは{自分がしたこと}です。{どこまでできたか}までは手が届いたものの、{個人では届かなかった範囲}はそのまま残りました。個人の動き方では届かない部分があると気づいたことが、志望の出発点になっています。

{自治体名・官公庁名}が{計画名や施策名}で{計画に書かれている内容}を掲げていることを、{確認した経路}で知りました。{自分が調べた数字や現状}という状況とあわせて読むと、{自分が必要だと考えること}が要ると考えています。

採用後は{最初に関わりたい分野}に携わり、{中期的にできるようになりたいこと}を身につけたいと考えています。

インターンシップの志望動機

いつ使うか: 夏や冬のインターンシップ、1day の仕事体験の応募フォームに書くとき。書き出しは職種から入る型を、参加の希望を伝える形に置き換えてある。本選考より短い設問欄が多いので、4つのブロックのうち結論と確かめたいことに字数を寄せてある。/次に何をするか: 入社の意思ではなく、参加して確かめたいことを1つ書く。{プログラムの内容}は募集ページに載っている日程や課題の内容を写さずに、自分が確かめたいこととの対応で書く。参加が決まったら、当日のメモを本選考の志望動機の材料に回す。

私は{インターンの名称}への参加を希望します。{確かめたいこと}を、実際の現場で確かめたいからです。

{時期}、{場面}で{取り組んだこと}に取り組みました。{そこで分かったこと}までは自分で進められましたが、{分からなかったこと}は資料を読むだけでは判断がつきませんでした。

{インターンの名称}では{プログラムの内容}に取り組むと{確認した経路}で知りました。{プログラムのどの部分}が、私が確かめたいことに直接つながります。

参加後は{持ち帰りたいこと}を{その後の行動}に活かしたいと考えています。

Examples

Before / After

Before

私は貴社の安定した経営基盤と充実した研修制度に魅力を感じ、志望いたしました。

After

採用サイトの生産技術の紹介を読み、複数の工場で検査基準をそろえる取り組みを知ったことから、品質を現場で合わせる仕事に関わりたいと考えました。

何を変えたか: 自分が受け取る条件の話をやめ、自分がやりたい仕事の話に主語を移した。なぜ良くなったか: 待遇や制度は同業他社にも当てはまるが、確かめた事実と結びついた一文は置き換えがきかない。

Before

学生時代に培った課題解決力を活かし、貴社に貢献したいと考えております。

After

学園祭のアンケートを集計したところ、待ち時間への不満が入場口に集中していたため、受付を2列に分ける案を出しました。同じ手順で、店舗ごとの数字から改善点を見つける仕事に取り組みたいです。

何を変えたか: 強みの名前を消し、自分が何を見て何を提案したかに書き換えた。なぜ良くなったか: 力の名前は誰でも名乗れるが、判断の中身は本人にしか書けず、応募先の仕事にもつなげられる。

Before

私は貴社の営業職を志望します。人と話すことが好きだからです。

After

私は貴社の法人営業を志望します。長期インターンで新規開拓の電話を1日30件かけ、断られた理由を記録して話す順番を変えたところ、面談の約束が取れる件数が増えました。

何を変えたか: 好き嫌いを理由にした一文を、実際にやったことと、そこで確かめた手応えに変えた。なぜ良くなったか: 職種の名前も具体になり、入社後の働き方を読み手が想像できる。

Before

入社後は、いち早く戦力となれるよう努力してまいります。

After

入社後はまず量産ラインの品質管理を担当し、3年目までに不良の原因を工程単位で切り分けられるようになりたいです。

何を変えたか: 意欲の宣言を、入社後にやることの順序に置き換えた。なぜ良くなったか: 最後の1文が、その会社に実在する職種と結びつき、志望理由の段落で挙げた事実とつながる。

FAQ

字数の指定がないときは、どのくらい書きますか?

記入欄の大きさに合わせます。Web の入力フォームで上限だけが決まっている場合は、上限に近い分量まで書きます。手書きの欄なら、行数から逆算して余白が不自然に残らない量にします。短くまとめること自体が評価されるわけではないので、4つのブロックのうち経験のブロックを削って字数を落とすより、応募先ごとに差し替える段落を短くするほうが、読み手に必要な情報が残ります。

書類では「貴社」と「御社」のどちらを使いますか?

エントリーシートや履歴書などの書類では「貴社」、面接など話し言葉では「御社」を使うのが一般的です。銀行なら「貴行」、学校法人なら「貴校」、官公庁や自治体なら「貴庁」「貴市」のように、相手の組織の種類で変わります。1つの書類のなかで両方が混ざると目につくので、書き上げた後に検索して統一してください。

志望動機、自己PR、ガクチカで同じ経験を使ってもよいですか?

同じ経験を使うこと自体は問題になりにくいのですが、同じ書き方で3回書くと、読み手には情報が増えません。設問ごとに切り取る面を変えます。志望動機ではその経験がどう志望につながったか、自己PRではそこで発揮した強み、ガクチカでは取り組みの過程と工夫が中心になります。同じ経験を使うなら、それぞれの設問で書く文が入れ替え可能になっていないか確かめてください。

OB訪問や説明会で聞いた話を、志望動機に書いてもよいですか?

書けます。むしろ、公開情報だけでは書けない部分になるので、使い回し感を消す材料になります。書くときは、誰から聞いたかより、その話で自分の考えがどう変わったかを中心にします。社員の氏名を出すかどうかは、書類の性質と相手との関係によります。氏名を出さなくても「現場の社員の方から{聞いた内容}と伺い」の形で成立します。聞いた内容を事実として書くときは、自分が理解した範囲を超えて書かないよう気をつけてください。

面接で志望動機を聞かれたときも、提出した文章と同じ内容を話しますか?

中心に置くことは同じで構いませんが、書類をそのまま読み上げる必要はありません。面接官は提出済みの書類を手元に置いていることが多く、同じ文を暗唱するより、書ききれなかった具体を足すほうが会話が続きます。深掘りされるのは、たいてい根拠の部分です。書いたきっかけについて「なぜそう考えたのか」「そのとき他にどうできたか」を自分の言葉で説明できる状態にしておくと、質問の方向が変わっても答えられます。

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